外為市況=円は強含み、109円台後半

2020/01/22 6:00:00

 21日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台後半。
 中国湖北省武漢市などで、新型コロナウイルス感染によるとみられる肺炎が拡大していることを嫌気して、アジアの主要株式市場が下落。また、北朝鮮が、米国が米朝非核化協議の期限を無視したとして、核実験や大陸間弾道ミサイルの発射を中止する約束にもはや縛られる必要はないと表明したことから、投資家のリスク回避姿勢が強まり、相対的に安全な通貨とされる円が買われる展開。1ドル=109円台後半まで円高・ドル安に振れた。その後発表された独ZEW景気期待指数が2015年7月以来の高水準を記録したほか、ムニューシン米財務長官が2020年の米経済成長率は国際通貨基金(IMF)などの予測を上回る可能性があると述べたことで、110円台に水準を戻す場面がみられたが、取引終盤にかけて米株価が下げ幅を拡大したため、再び109円台後半まで円高・ドル安に振れる格好となった。

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