外為市況=円は109円台後半でもみ合い

2020/01/23 6:00:00

 22日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台後半。
 新たな決め手材料に乏しいなか、米国の長期金利低下を手掛かりにドル売りが優勢となり、109円70銭台を付ける場面がみられたものの、その後は良好な米住宅関連指標や米株価の堅調を眺めたドル買いに、110円付近まで水準を戻す展開となった。トランプ米大統領は22日、欧州連合(EU)と通商を巡る合意が得られなければ、米国はEUの自動車に高税率の関税を課すと改めて表明したがドル・円相場の反応は限定的にとどまった。市場関係者の関心は明日の欧州中央銀行(ECB)理事会と、その後のラガルドECB総裁の記者会見に移っているとみられる。

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