外為市況=円は強含み、一時109円台前半

2020/01/24 6:00:00

 23日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台半ば。
 中国での新型肺炎の感染拡大を嫌気して、投資家がリスク回避姿勢を強めたことから、相対的に安全な通貨とされる円が買われる展開。一時1ドル=109円20銭台まで円高・ドル安に振れた。しかしその後は、持ち高調整のドル買いが入り、109円台半ばまで水準を戻す格好となった。新型コロナウイルスの拡散による被害者の増加を受け、中国当局は武漢市と市外との交通を遮断するなど警戒感は根強いものの、世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)に該当しないと判断したことで、市場では「過度の警戒感が和らいだ」との指摘が聞かれた。
 ユーロは軟調。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の記者会見がハト派的と受け止められ、ユーロ売りが先行する展開となった。

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