東京外為市況=109円台半ばでのもみ合い

2020/01/24 16:13:24

 週末24日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台半ば。
 中国の新型コロナウイルスによる肺炎をめぐり、感染者・死者が増加するなど事態が悪化していることから、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが先行した海外市場の地合いを引き継ぎ、円相場は109円台半ばで始まった後は、世界保健機関(WHO)が緊急事態宣言を見送ったことから、感染拡大への過度な警戒感は一時的に後退したため、新型肺炎への懸念を受けた円買いが一服する中、109円台半ばでのもみ合いとなっている。市場では、2003年のSARSほど深刻な影響はないとみられるが、春節(旧正月)中の感染拡大への警戒感はくすぶるという。

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