外為市況=円は堅調、109円台前半

2020/01/25 6:00:00

 週末24日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台前半。
 中国での新型肺炎の感染が拡大、中国政府は流行の中心地・湖北省武漢を中心に計13都市に移動制限措置を課すと発表。これまでに中国国内で少なくとも26人が死亡し、感染者は830人を超えた。また、米国で2人目の感染者が確認されるなど、世界的な感染拡大への警戒感も強まっていることから、投資家のリスク回避姿勢が再び強まり、相対的に安全な通貨とされる円を買う動きが優勢の展開。ニューヨーク取引は概ね1ドル=109円台前半で推移した。米国の長期金利の低下や、ニューヨーク・ダウ平均の大幅下落も円買いを促す要因になった。市場では「中国では春節(旧正月)の大型連休が始まったが、上海ディズニーランドが25日から閉鎖されるほか、北京の故宮博物院や陝西省西安の兵馬俑、万里の長城の一部などの世界遺産関連施設も閉鎖が決まっており、中国の景気先行きに対する警戒感が強まっている」との指摘が聞かれた。

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