外為市況=新型肺炎の感染拡大により円高基調

2020/01/28 6:00:00

 週明け27日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円近辺。
 中国を震源とする新型コロナウイルスによる肺炎が中国国内のみならず、世界的にも感染が拡大していることから世界経済の減速懸念が広がり、投資家のリスク回避姿勢も強まる格好。相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われ、一時は1ドル=108円70銭台まで円高・ドル安が進行。この日発表された昨年12月の米新築住宅販売件数が低調だったことや、米株価が大幅下落したことも円高・ドル安要因となった模様。ただ、円買い一巡後は28・29日の2日間で開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を待ちたいとの思惑から様子見ムードが漂い、積極的な商いが控えられたためか、概ね同109円近辺での取引となった。

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