外為市況=米FOMCへの反応は限定的

2020/01/30 6:00:00

 29日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台前半。
 米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に公表する声明を待ちたいとの思惑により様子見ムードが漂う中、米主要企業の良好な決算などを受けて米株価が上昇したことから、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して軟化。そして取引終盤にFRBが公表したFOMC声明は、特に目新しい内容が見られなかったためかドル・円相場の反応は限定的となり、概ね1ドル=109円台前半での取引となった。市場筋は「中国発の新型コロナウイルスによる肺炎の方に市場の注目が集まり過ぎていることも、FOMC声明に対する反応の鈍さにつながったようだ」と指摘した。

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