外為市況=新型肺炎への警戒感広がり、円は買われる格好

2020/02/01 6:00:00

 週末31日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台前半。
 中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎で、中国国内の感染者は9600人超に達し、2002〜03年に中国から大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の全世界の感染者数を突破。世界保健機関(WHO)が30日に緊急事態を宣言する中、初の感染者が確認されたことを受けてイタリアが非常事態を宣言したほか、ロシアやスウェーデンでも初の感染者が確認されるなど、世界的な感染拡大は継続。こうした背景から新型肺炎への警戒感は広がり、投資家がリスク回避姿勢を一段と強めたことから、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われる格好。新型肺炎への懸念などにより米株価が急落したことも円の上げ足を強め、概ね1ドル=108円台前半での取引となった。

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