外為市況=リスク回避姿勢が後退し、110円近辺

2020/02/07 6:00:00

 6日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円近辺。
 米上院は5日、トランプ米大統領の権力乱用と議会妨害をめぐる投票で無罪判決が下されたことに加え、中国政府は6日、対米報復関税の一部について、14日に税率を半分に引き下げると発表したことから、米中両国の貿易摩擦解消に向けた中国の対応が好感され、米株価が史上最高値を更新したことを受け、投資家のリスク回避姿勢が後退し、相対的に安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動きが優勢となり、110円近辺での推移となっている。本日発表された米週間新規失業保険申請件数が市場予想を下回る良好な内容となったものの、明日の米雇用統計を控え、積極的にドルを買い進むことは手控えられたようだ。

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