外為市況=10カ月ぶりとなる112円台

2020/02/21 6:00:00

 20日の外国為替市場の円相場は、1ドル=112円近辺。
 中国での新型コロナウイルスによる肺炎で、感染者の増加ペースが鈍化したことを背景に、投資家のリスク回避姿勢が後退し、相対的に安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動きが先行し、海外市場で昨年4月以来約10カ月となる112円台を付けた後も、本日発表された2月のフィラデルフィア連銀・製造業景況指数や1月の米景気先行指数が市場予想を上回ったことからドル買い・円売りが優勢となり、一時112円台前半を付けたものの、その後は米株価が軟調となったことをきっかけに112円近辺での推移となっている。従来は安全資産として買われることが多かった円だが、新型肺炎の感染が広がる日本経済への悪影響を懸念し、円を売る動きも見られ始めているようだ。

関連ニュース(為替)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ