外為市況=世界的な感染拡大を背景に、110円近辺

2020/02/26 6:00:00

 25日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円近辺。
 中国で発生した新型コロナウイルスの感染が、25日にはオーストリアやスイスなどで初の感染者が確認された。イタリアの感染拡大で欧州全体に影響が波及するなど、感染が世界各地に広がっていることを受け、世界経済への打撃を警戒され、前日に続いて米株価が大幅続落するなど投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが強まり、110円近辺での推移となっている。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が強まっているほか、アザー米厚生長官が25日、新型コロナウイルスが米国内でも感染拡大の公算を明らかにしたことも、ドル売り・円買いにつながったようだ。

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