外為市況=米株価の続落を受け、110円台前半

2020/02/27 6:00:00

 26日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台前半。
 米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長が25日、新型コロナウイルスの影響をめぐる今後の見通しについて、金融政策の変更について検討するのは時期尚早と強調し、市場の利下げ観測が後退したことから海外市場でドル買い・円売りが先行する場面も見られたが、米疾病対策センター(CDC)が25日、米国内での新型コロナウイルス感染拡大は不可避として、対策を強化する方針を表明したほか、堅調に始まった米株価が引けにかけて続落となったことから、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが優勢となり、110円台前半での推移となっている。

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