東京外為市況=株安を背景に円高進行

2020/02/27 16:50:00

 27日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台前半。
 中国発の新型コロナウイルスによる肺炎の新規感染者が北欧などでも確認されたとの報が伝わり、世界的な感染拡大への懸念が改めて意識されたことから投資家のリスク回避姿勢が強まる格好。これを受けて日経平均株価が一時前日比で500円超の下落幅を記録したため、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われ、一時は1ドル=110円近辺まで円高・ドル安が進行。ただ、取引終盤にかけては円の買い過剰感が高まったことなどから過度な円高・ドル安の流れが一服し、概ね同110円台前半での取引となった。

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