外為市況=米国の利下げ観測と株高で売り買い交錯

2020/03/03 6:00:00

 週明け2日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台付近。
 前週末に米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを示唆したことで、ドル売りが優勢の展開。一時1ドル=107円台前半まで円高・ドル安に振れた。しかしその後は、米株価が大幅反発となったことで、ドルを買い戻す動きが活発化し、108円付近まで円安方向に切り返す展開となった。CMEグループのFEDウオッチによると、短期金利先物はFRBが3月のFOMCで0.5%の利下げを行う確率を織り込んだほか、7月までにさらに0.5%の利下げを見込んでいるという。

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