外為市況=円相場は107円台前半

2020/03/05 6:00:00

 4日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台前半。
 海外市場の流れを引き継いで、ニューヨーク取引は1ドル=107円台半ばで始まった。その後発表されたADP全米雇用報告では、民間部門就業者数が前月比18.3万人増と、市場予想(17万人増)を上回ったものの、前月から増加幅が減速。また、前月分が29.1万人増から20.9万人増に下方改定されたため、これを嫌気して一時107円10銭台まで円高に振れた。ニューヨーク・ダウ平均が大幅反発となったことで、ドルを買い戻す動きが優勢となり、107円台半ばで円安方向に切り返す場面がみられたが、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事が、新型コロナウイルスの急速な感染拡大に伴い、今年の世界経済は成長加速が見込めないとの見方を示したたことで、世界経済の先行き懸念が再燃。再び107円台前半まで円が強含む格好となった。

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