東京外為市況=世界的なリスク回避の動きを背景に、105円台後半

2020/03/06 15:25:17

 週末6日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=105円台後半。  新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な景気減速懸念を背景に、米株価が下落し長期金利も低下したことから、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが先行した海外市場の地合いを引き継ぎ、円相場は106円台前半で始まった後は、日経平均株価が急落となったことに加え、アジアの株価もさえない値動きとなっているうえ、米長期金利が時間外取引で過去最低水準に落ち込むなど、世界的なリスク回避の動きが継続したため、円買い・ドル売りが優勢となり、105円台後半での推移となっている。今夜には2月の米雇用統計が発表されるが、市場の関心は新型肺炎の感染状況に向かっており、過去の数字である雇用統計への反応は限定的となる可能性もありそうだ。

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