外為市況=104円台後半での取引

2020/03/12 6:00:00

 11日の外国為替市場の円相場は、1ドル=104円台後半。
 トランプ米大統領は10日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気対策をめぐり、与党共和党幹部らと会談。大統領は9日に打撃の大きい旅行産業などを対象とした給与税減税や、時間給労働者に対する所得補償の実現などを働きかけるとしていたが議会では慎重論も強く、協議後は具体策に触れなかったため、市場に広がっていた期待感が萎んで投資家のリスク回避姿勢が強まる格好。相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して売られ、東京時間帯に一時1ドル=104円近辺まで円高・ドル安が進行。NY時間帯では英中銀による緊急利下げなどを受けて同105円近辺まで円安・ドル高に振れる場面もあったが、その後は米景気対策に対する失望感に加え、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が新型コロナウイルス感染拡大は「パンデミック(世界的な大流行)」に相当すると表明したことでNYダウ平均が急落。これを受けて円安・ドル高の流れは一服し、概ね同104円台後半での取引となった。

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