外為市況=「有事のドル買い」が先行し、111円台前半

2020/03/21 6:00:00

 週末20日の外国為替市場の円相場は、1ドル=111円台前半。
 アジア・欧州の株価回復を眺めて、欧州市場では強いリスク警戒感が幾分和らぎ、一時は109円台前半を付けていたものの、その後の米国市場では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う雇用環境の悪化で、米国の失業保険申請件数が2年半ぶりの高水準に増加し、カリフォルニア州では外出禁止令が発令されるなど、米経済に対する先行き不透明感が強まり、本日も円を含む主要通貨などを売って流動性の高いドルを確保しようとする「有事のドル買い」が先行したことから、111円台前半での推移となっている。

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