東京外為市況=流動性確保の動きが一服し、110円台前半

2020/03/24 15:22:18

 24日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台前半。  米国の経済対策の調整難航を嫌気し、米株価が3年4カ月ぶりに終値で1万9000ドルを割り込んだことから、世界経済の停滞懸念が広がり、流動性確保を目指す流れが継続したため、ドル買い・円売りが先行した海外市場の流れを引き継ぎ、円相場は110円台後半で始まった後は、堅調に始まった日経平均株価が引けにかけて上げ幅を拡大したことを背景に、流動性としてのドルを確保する動きが後退したほか、利益確定のドル売り・円買いが優勢となり、110円台前半での推移となっている。市場では、新型コロナの欧米経済への影響と今後の展望を考える上で、本日の欧米の3月製造業購買担当者景況指数(PMI)が注目されるという。

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