外為市況=ドル買いの動きは継続、円相場は111円台半ば

2020/03/25 6:00:00

 24日の外国為替市場の円相場は、1ドル=111円台半ば。
 世界の主要中銀の大規模な金融緩和策への期待から、国際決済通貨であるドル資金確保の動きが和らぎ、アジア取引時間帯には一時1ドル=110円台前半までドル安・円高に振れる展開となった。しかしその後発表された3月の米購買担当者景気指数(PMI)が40.5と、過去最低水準を付けたほか、米国民に集会などの自粛を求めた15日間の措置が来週期限を迎えるに当たり、経済活動の再開を検討しているとのトランプ米大統領の発言に対し、ニューヨーク州のクオモ知事は移動や職場復帰などを認めるのは時期尚早として強く反対する意向を表明。また、メリーランド州のホーガン知事は、自粛措置が終わったとしても事態が収束するとは思えないとの見方を示すなど、米経済の先行き懸念は根強いことから、再びドル買いの動きが活発化。取引終盤は111円台半ばまでドル高・円安に振れる格好となった。

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