外為市況=円相場は111円台前半でもみ合い

2020/03/26 6:00:00

 25日の外国為替市場の円相場は、1ドル=111円台前半。
 欧米諸国で新型コロナウイルス感染拡大が続き、引き続き国際決済通貨であるドルを確保する動きが優勢の展開。米株価が大幅高で推移し、投資家のリスク回避姿勢が和らいだため、110円台後半までドル安・円高に振れる場面がみられたが、商い一巡後は111円台前半に水準を戻してもみ合った。市場では「米連邦準備制度理事会(FRB)による無制限の量的緩和(QE)や、米政府の2兆ドルの景気刺激策を受けて、金融市場は落ち着きを取り戻しつつあるが、米国での新型コロナ感染拡大は続いており、有事のドル買いの動きが続いている」との指摘が聞かれた。

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