外為市況=円は急伸、一時109円台前半

2020/03/27 6:00:00

 26日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台半ば。
 本日発表された米新規失業保険申請件数が328.3万件と、前週から300万件超増加し、史上最多を記録した。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が米メディアとのインタビューで、米国はおそらく景気後退(リセッション)入りするとの認識を示した上で、「さらなる行動への政策余地がある」とも述べ、必要があれば追加金融緩和に踏み込む姿勢を示した。これを受けて、ドル売り・円買いが優勢の流れとなり、一時1ドル=109円台前半まで円高・ドル安に振れた。米株価は新たな景気刺激策への期待から上伸したものの、ドル買いの動きには繋がらなかった。

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