外為市況=円相場は一時106円台後半、2週間ぶり円高水準

2020/04/02 6:00:00

 1日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円絡み。
 欧米での新型コロナウイルス感染者の増加が続き、世界景気後退への警戒感から主要株式市場が下落。投資家が再びリスク回避姿勢を強めたため、相対的に安全な通貨とされる円を買う動きが優勢となった。本日発表されたADP全米雇用報告が予想されたほど悪化しなかったものの、民間部門雇用者数が約2年半ぶりのマイナスを記録。また、2月の米建設支出が予想外のマイナスとなったことで、米株価が下げ幅を拡大。これを眺めて、一時1ドル=106円台後半を付け、2週間ぶりの円高・ドル安水準となった。ただ、商い一巡後は持ち高調整のドル買いに支えられ、107円付近でもみ合い推移となった。

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