外為市況=円相場は一時108円台前半

2020/04/03 6:00:00

 2日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台後半。
 アジア・欧州取引時間帯は概ね1ドル=107円台半ばで推移。ニューヨーク取引もこの流れを引き継いで始まった。その後、サウジアラビアが減産を協議する意向と報じられたことを切っ掛けに、原油価格が急騰。エネルギー関連株の上昇に牽引され、米株価が堅調に推移した。米長期金利も上昇したため、ドル買い・円売りが優勢となり、一時108円台前半まで円安が進んだ。ただ、欧米での新型コロナウイルス感染者の増加が続き、世界景気後退への警戒感は根強い。本日発表された米週間新規失業保険申請件数は664.8万件と、過去最高を記録した前週から倍増となるなど、米国の雇用情勢に厳しい見方もあるため、円相場は107円台後半に水準を戻す格好となった。

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