外為市況=円相場は新型コロナの感染ペース鈍化を受け、109円台前半

2020/04/07 6:00:00

 週明け6日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台前半。
 週末から週初にかけ、イタリアやスペインで新型コロナウイルスの感染者や死者の増加ペースがやや鈍化。英国やフランスでも死者数が減少したうえ、米ニューヨーク州で5日に発表された死者数が初めて前日を下回ったことなどを背景に、投資家のリスク回避姿勢が後退し、相対的に安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動きが優勢となり、円相場は109円台前半での推移となっている。米ニューヨーク州のクオモ知事が6日、同州の新型コロナ感染者の入院が減少し、拡大の危機が高原状態になってきた可能性があると述べたことも、リスク回避姿勢の後退につながったようだ。

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