東京外為市況=108円台半ばでの取引

2020/04/10 10:24:36

 10日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台半ばでの取引。
 前日の海外市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が、新型コロナウイルスの悪影響を和らげるために、企業への融資などの資金供給策を発表。ドル需給の逼迫懸念が後退し、ドルを売って円を買う動きが優勢となった。東京市場では海外の流れを引き継いで始まった後、小動きとなっている。新型コロナのまん延に関して、欧米の一部地域で感染者の増勢が鈍化するとの期待も出ていたが、米ニューヨーク州の1日当たりの死者が3日連続で最多を更新したことなどで、市場参加者の間では「予断を許さぬ状況は変わっていない」との警戒感が根強い。

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