外為市況=原油の戻りなどを眺めて円は売られる

2020/04/22 6:00:00

 21日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台後半。
 ロンドン時間帯までは、前日のニューヨーク(NY)原油相場が史上初の「マイナス価格」を付ける歴史的大暴落を演じたことを背景に投資家のリスク回避姿勢が強まり、相対的に安全な通貨とされる円がドルなどに対して買われたほか、日経平均株価や上海総合指数などアジアの主要株式市場で株価が総じて下落したことも円買い・ドル売りの流れを強め、1ドル=107円台前半で推移していた。しかしNY時間帯に入ると、NY原油5月限が前日の大暴落の反動などで大きく値を戻し、マイナス価格から回復したことなどを眺めて円売り・ドル買いの流れへと反転。概ね同107円台後半での取引となった。

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