外為市況=円は売り買いが交錯

2020/04/24 6:00:00

 23日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台半ば。
 この日発表された4月のユーロ圏購買担当者景況指数(PMI)が製造業・総合ともに予想を大きく下回ったほか、米週間新規失業保険申請件数も前週から減少したとはいえ高止まりし、雇用情勢の悪化が示されるなど欧米経済の先行き不安が強まり、投資家のリスク回避姿勢が強まったことから相対的に安全な通貨とされる円がドルなどに対して買われ、一時は1ドル=107円台前半まで円高・ドル安が進行。その後、日銀が27日の金融政策決定会合で、国債の購入額(年80兆円)を制限なく必要なだけ買えるようにする方向で議論し、企業が資金調達で発行するコマーシャルペーパー(CP)や社債について購入上限額を倍増する見込みだとの一部報道を受け、同108円近辺まで急速に円安・ドル高に振れる場面もあったが、円売りが一巡すると欧米経済の先行き不安の根強さにより再び円は買い戻されるなど、全般的に売り買いが交錯。概ね同107円台半ばでの取引となった。

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