外為市況=低調な米指標を受けて円はジリ高

2020/04/25 6:00:00

 週末24日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台前半。
 ロンドン時間帯までは、来週に日米欧の主要中銀による金融政策発表を控えていることでこれらの結果を待ちたいとの思惑が広がり、様子見ムードが漂ったことから積極的な商いは控えられ、ドル・円相場は1ドル=107円台後半でもみ合い推移となっていた。しかしニューヨーク時間帯に入ると、米商務省がこの日発表した3月の耐久財受注の減少幅が5年7カ月ぶりの大きさとなり、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う米国の経済減速を改めて意識させる数字だったことから投資家のリスク回避姿勢が強まり、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対してジリジリと値を伸ばす格好。概ね同107円台前半での取引となった。

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