外為市況=新型コロナのリスク回避後退で106円台後半

2020/04/30 6:00:00

 29日の外国為替市場の円相場は、1ドル=106円台後半。
 米バイオ医療品メーカーギリアド・サイエンシズは29日、自社で開発した抗ウイルス薬「レムデシビル」について、新型コロナウイルスへの効果を検証する項目を満たしたと発表されたことを受け、有効な治療薬の開発が経済活動の早期再開につながるとの期待感が高まり、投資家のリスク回避姿勢が後退し、相対的に安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動きが広がったことから、106円台後半での推移となっている。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表では、大方の予想通り政策金利は据え置かれ、目新しい内容は見当たらなかったことから、外為市場ではあまり材料視されなかったようだ。

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