外為市況=米大統領の対中報復発言を受け、106円台後半

2020/05/02 6:00:00

 週末1日の外国為替市場の円相場は、1ドル=106円台後半。
 本日発表された米ISM(供給管理協会)製造業景況指数や米建設支出がいずれも良好な内容となったことから、ドル買い・円売りが先行し、一時は107円台前半を付けていた。ただ、その後はトランプ米大統領が30日、新型コロナウイルスの起源が中国湖北省武漢市のウイルス研究所だとする説に関して、確度の高い情報を見たと主張し、報復措置として関税を課す可能性を示唆。実際に報復に踏み切れば米中対立が激化するとの見方が強まり、投資家のリスク回避姿勢が広がったため米株価が続落したことを受け、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが優勢となり、106円台後半での推移となっている。

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