東京外為市況=米雇用統計を控え、106円台前半でのもみ合い

2020/05/08 15:14:54

 週末8日の東京外国為替市場は、1ドル=106円台前半。  米国の新型コロナウイルスの感染拡大で制限された経済活動の再開に向けた動きなどが好感され、投資家のリスク回避姿勢が後退し、相対的に安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動きが先行した海外市場の地合いを引き継ぎ、円相場は106円台前半で始まった後は、堅調に始まった日経平均株価が引けにかけて上げ幅を拡大したことで、ドル買い・円売りが優勢となる場面も見られたが、今夜の4月の米雇用統計を控えて模様眺め気分が広がり、106円台前半でのもみ合いとなっている。米雇用統計では、非農業部門就業者数が前月比2200万人減少し、失業率は16.0%と大幅に悪化すると見込まれている。米雇用情勢の悪化は相応に織り込まれているが、指標発表直後の乱高下には注意が必要となりそうだ。

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