外為市況=リスク回避姿勢が強まる中、円は買われる

2020/05/13 6:00:00

 12日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台前半。
 トランプ米大統領がこの日、連邦準備制度理事会(FRB)に対しマイナス金利を導入するよう改めて要求し、これを受けてドル・円相場にドル売り・円買い圧力がかかる格好。ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁など、FRB当局者がマイナス金利導入に相次いで否定的な見解を示したことでドル安・円高の流れが一服する場面もあったが、その後は国際通貨基金(IMF)のシニアエコノミストや、米政権の新型コロナウイルス対策チームの一翼を担う米国立衛生研究所(NIH)傘下の米国立アレルギー・感染症研究所のファウチ所長が、性急なロックダウン(都市封鎖)措置解除は新型コロナウイルスの感染拡大「第2波」到来のリスクにさらされると警告したこともあり、投資家のリスク回避姿勢が強まって相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して再び買われ、概ね1ドル=107円台前半での取引となった。

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