外為市況=一時106円台後半まで円高進行も、その後一服

2020/05/14 6:00:00

 13日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円近辺。
 米労働省がこの日発表した4月の卸売物価指数が、現行方式で統計を取り始めた2009年12月以降で最大の落ち込み幅を記録し、投資家のリスク回避姿勢が強まったことから相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われる格好。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がオンラインセミナーでの講演で、米経済が新型コロナウイルスの感染拡大に伴い「長期」に渡り成長が低迷するとの見方を示し、米株価が大幅安となったことからさらに円が買われ、一時は1ドル=106円台後半まで円高・ドル安が進行。ただ、円買いが一巡するとパウエル議長がマイナス金利の導入に否定的な見解を示したため、過度な円高の流れは一服して概ね同107円近辺での取引となった。

関連ニュース(為替)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ