東京外為市況=円は強含み、106円台後半

2020/05/14 17:00:00

 14日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=106円台後半。
 パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がウェブ上での講演で、米国経済の先行きについて新型コロナによる経済の打撃が長期化することへの警戒感を示し、所得も停滞する恐れがあるとの認識を示したことで、投資家のリスク回避姿勢が強まった海外市場の流れを引き継いで、東京市場は1ドル=106円台後半まで円高・ドル安に振れる展開となった。ただ、パウエル議長が、日銀や欧州中央銀行(ECB)が導入しているマイナス金利については、導入の可能性を明確に否定したため、一段のドル売りには繋がっていない。

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