外為市況=強弱材料が交錯し、107円台後半でのもみ合い

2020/05/22 6:00:00

 21日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台後半。
 米国のほぼ全域で新型コロナウイルスの感染拡大による外出規制が緩和され、経済活動の再開に対する期待感が広がっていることに加え、本日発表された5月の米製造業PMI(購買担当者景況指数)・速報値が市場予想を上回ったうえ、米週間新規失業保険申請件数は前週を下回るなど、米経済指標の改善が見られる一方、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、米経済の先行きに厳しい認識が示されたほか、トランプ米大統領が前日、新型コロナへの対応をめぐり、中国を非難する内容をツイッターに投稿し米中対立激化への懸念が広がったため、リスク回避の円買いが見られるなど、強弱材料が交錯したことから、円相場は107円台後半でのもみ合いとなっている。

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