東京外為市況=米中関係の悪化懸念を背景に、107円台前半

2020/05/29 15:39:03

 週末29日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台前半。  香港情勢をめぐる米中関係悪化への警戒感から、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが先行した海外市場の地合いを引き継ぎ、円相場は107円台半ばで始まった後は、日経平均株価が軟調となったことに加え、海外市場に続いて米中関係の対立激化を警戒するムードが強まり、円買い・ドル売りが優勢となったことから、107円台前半での推移となっている。トランプ米大統領は米国時間で29日、中国について記者会見する意向を表明している。中国への厳しい姿勢が打ち出されれば、市場心理の悪化が予想されるため、円高・ドル安が進行する可能性もありそうだ。

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