外為市況=円相場は107円台後半

2020/05/30 6:00:00

 週末29日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台後半。
 トランプ米大統領が29日に中国に関して記者会見を行うと表明したことで、米中対立激化を警戒した向きのリスク回避的な円買いが優勢となり、アジア取引時間帯に一時1ドル=107円付近まで円高・ドル安が進んだ。しかしその後は、月末を迎えて持ち高調整のドル買いが入り、107円台後半まで円安方向に切り返す動きとなった。米政権が米中貿易協議「第一段階合意」を破棄する考えはないと報じられたことも円売り・ドル買いを誘ったとみられる。
 注目されたトランプ大統領の会見では、香港の特別な地位剥奪に向けたプロセスの開始や、中国当局者への制裁などが示されたものの、追加関税の強化などへの言及はなかった。市場では「中国当局の反応待ちとなり、手掛かり材料にならなかった」との指摘が聞かれた。

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