外為市況=円は売り買いが交錯

2020/06/02 6:00:00

 週明け1日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台半ば。
 香港情勢をめぐる米中両国の対立激化や、白人警官による黒人男性拘束死事件をきっかけに全米に広がった抗議デモへの懸念により、投資家のリスク回避姿勢が強まって相対的に安全な通貨とされる円がドルなどに対して買われる流れが継続する一方、米供給管理協会(ISM)がこの日発表した5月の製造業景況指数が予想を下回りながらも、11年ぶり低水準となった前月からは上昇し、景気低迷の最悪期を脱した可能性を示したことで円売り・ドル買いが入るなど、全般的に円は売り買いが交錯する格好。ドル・円相場は概ね1ドル=107円台半ばでもみ合い推移となった。

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