外為市況=米中対立激化への懸念が広がり、108円台前半

2020/06/09 6:00:00

 週明け8日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台前半。
 前週末に発表された5月の米雇用統計が予想外の良好な内容となったことから、東京市場では109円台半ばでの推移となっていたものの、その後のニューヨーク市場では、円安・ドル高が加速した前週の反動で、ポジション調整の円買い・ドル売りが優勢となったことに加え、トランプ米大統領がウイグル族弾圧に関与した中国政府当局に対する制裁法案に署名する見通しだと、関係筋が8日明らかにしたことを受け、米中対立激化への懸念が広がり、投資家のリスク回避姿勢が強まったため、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが先行し、108円台前半での推移となっている。

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