外為市況=米景気低迷への懸念が広がり、106円台後半

2020/06/12 6:00:00

 11日の外国為替市場の円相場は、1ドル=106円台後半。
 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が10日の記者会見で、米雇用情勢の先行きに対して厳しい見方を示したことをきっかけに、米景気の先行きに対する懸念が広がったうえ、米ジョンズ・ホプキンス大学が11日、米国の新型コロナウイルスの感染者数は200万人を超え、テキサス州など早期に経済活動の再開に踏み切った地域の一部では、感染者数が増加しつつある。人が密集する黒人男性暴行死事件への抗議行動が全米に広がり、感染の「第2波」への懸念が強まっていると指摘したことを背景に、投資家のリスク回避姿勢が広がり、欧米株価が急落となったほか、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが優勢となり、円相場は106円台後半での推移となっている。

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