外為市況=感染「第2波」への警戒感が根強い中、107円台前半

2020/06/13 6:00:00

 週末12日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台前半。
 新型コロナウイルスの感染「第2波」への懸念が強まり、11日の米株価が急落となったことを受け、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが先行し、東京市場では一時106円台半ばを付けたものの、その後のニューヨーク市場では、前日の急落に対する反動で株価が買い戻されたほか、米長期金利の下げ一服や値頃感などからドル買い・円売りが優勢となり、107円台前半での推移となっている。ただ、米国では経済再開に伴い、複数州で新型コロナ感染者の増加が伝えられるなど、感染「第2波」への警戒感が根強く、積極的にドルを買い進める動きは限定的となった。

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