外為市況=円相場は動意薄、107円台前半でもみ合い推移

2020/06/17 6:00:00

 16日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台前半。
 本日発表された米小売売上高が市場予想を大幅に上回る改善を示したことで、米株価が急伸。投資家のリスク選好姿勢の強まりがドル買いを誘う一方で、新型コロナウイルス感染拡大「第2波」への警戒感が強まる中、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が議会証言で「この疫病(新型コロナウイルス感染症=COVID−19)が収まったと確信されるまでは、完全に回復する公算は低い」と指摘。「景気後退が長引けば長引くほど、恒久的な雇用喪失や事業閉鎖による長期的なダメージを受ける可能性が高くなる」とも述べたことなどがドルの上値を抑える格好となり、売り買いが交錯。NY取引時間帯は概ね1ドル=107円台前半でもみ合う格好となった。

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