外為市況=円は強含み、107円近辺

2020/06/18 6:00:00

 17日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台近辺。
 新たな決め手材料に乏しく、ニューヨーク取引は1ドル=107円台前半の狭いレンジでもみ合う展開。朝鮮半島情勢が緊迫していることや、新型コロナウイルス感染「第2波」への警戒感が引き続きドル売り・円買い要因となる一方で、米ニューヨーク州のクオモ知事が17日、同州での感染者・死者がともに減少を続け、感染率が国内最低の水準まで改善したと発表。状況の改善を踏まえ、ニューヨーク市が22日に経済再開の第2段階に移行する見通しとしたことや、米国の大型景気刺激策への期待がドル買いを誘う格好で、売り買いが交錯した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は17日、下院金融サービス委員会で証言を行い、FRBは米国の家計と企業を守るために「あらゆる手段」を尽くすと述べた。前日の上院証言と概ね同様の内容であり、市場の反応は限られたが、取引終盤に米長期金利が低下したためドル売りが優勢となり、107円付近まで円が強含んだ。

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