外為市況=一時106円近辺まで円高進行

2020/06/24 6:00:00

 23日の外国為替市場の円相場は、1ドル=106円台半ば。
 ナバロ米大統領補佐官が22日にFOXニュースのインタビューで、新型コロナウイルスの発生をめぐる中国政府の対応遅れを批判し、米中貿易合意は「もう終わった。ここからが転換点だ」と発言。これを受けて投資家のリスク回避姿勢が急速に強まり、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われ、一時は1ドル=106円近辺まで円高・ドル安が進行。ただ、その後はトランプ米大統領がツイッターで「中国との合意は無傷だ。中国は約束を守り続ける」と発言を否定。ナバロ氏自身も発言を打ち消したほか、中国側も合意を維持する意向を表明したためか、過度な円高の流れは一服して概ね同106円台半ばでの取引となった。

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