外為市況=一時107円を付けるなど円安進行

2020/06/25 6:00:00

 24日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円近辺。
 トランプ米政権が欧州連合(EU)および英国からの輸入品に新たな関税を課すことを検討しているとの一部報道を受け、円高・ドル安基調となる場面もあった。しかしその後、米国で新型コロナウイルスの一日の感染者数が4月下旬以降で最多となり、過去2番目の水準を記録したとの報が伝わったほか、全米50州のうち半分以上の州で感染拡大が報告されるなど、米国での経済活動が再び停滞するとの懸念が強まったことから米株価が急落。株と並んでリスク資産とされる原油も大きく値を崩し、こうした背景から「有事のドル買い」が優勢となって一時1ドル=107円を付けるなど円安・ドル高が進行した。市場筋は「本来なら相対的に安全な通貨とされる円が買われやすくなるはずだが、ドルが投資資金の避難先として逆に買われる流れとなったようだ」と指摘した。

関連ニュース(為替)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ