外為市況=米経済指標を受け、107円台後半

2020/07/01 6:00:00

 30日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台後半。
 中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)常務委員会は30日、香港への統制を強化する「国家安全維持法」を全会一致で可決し、成立させた。米国は対抗策として、香港に認めてきた優遇措置の見直しに着手しており、米中関係が不安定化するとみられることを背景に、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが先行し、一時は107円台半ばを付けていた。ただ、その後に発表された6月の米消費者信頼感指数が市場予想を上回ったことからドルが買い戻され、円相場は107円台後半での推移となっている。

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