東京外為市況=米雇用統計を前に様子見ムード漂う
2020/07/02 16:00:00
2日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台半ば。
東京都で新型コロナウイルスの感染者が2カ月ぶりに100人を上回ったとの報が伝わったものの、今夜発表される6月米雇用統計の内容を見極めたいとの思惑から様子見ムードが漂っていたためか市場の反応は鈍く、ドル・円相場は概ね1ドル=107円台半ばでもみ合う値動きとなった。市場筋は「東京都の感染者数増については、経済活動再開の本格化により想定の範囲内だったとみる向きも多かったようだ。それに日本の感染状況は世界的に見ればさほど問題ないのでは」と指摘した。
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米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表を控え、先日の上伸に対する調整の売りが入り下落した。また、清算値確定後に米連邦準備制度理事会(FRB)は、米FOMC声明を発表。政策金利となるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.50%ポイント引き上げ、4.25-4.50%とした。大方の予想通りの内容とだったが、同時に発表された米FOMC参加者による金利・経済見通しでは、米FRB政策当局者19人の2023年末の政策金利の予想中央値が5.1%と、金融引き締めが2023年も継続することを示す内容となり、金利を生まない資産である金が一時売られる場面もあった。 - 17日のNY金は上伸、ECBの年内利上げ観測を背景とした対ユーロでのドル安を受け5月18日 08:5817日のNY金は上伸。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比4.9ドル高の1818.9ドルとなった。
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