外為市況=円相場は107円台前半で小動き

2020/07/10 6:00:00

 9日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台前半。
 米国の長期金利の低下を手掛かりに、ドル売り・円買いが先行したアジア・欧州市場の流れを引き継いで、ニューヨーク取引は1ドル=107円台前半で始まった。その後は、ニューヨーク・ダウ平均の下落を受けて、投資家のリスク回避姿勢が強まったため、相対的に安全な通貨とされる円を買う動きが見られる一方で、国際決済通貨であるドルを確保する動きも見受けられ、売り買いが交錯。概ね107円20銭〜30銭台の狭いレンジでもみ合い推移となった。本日発表された米国の週間新規失業保険申請件数は予想よりも良好な内容であったものの、依然として高止まりしており、ドル買い材料視はされなかった。

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