外為市況=様子見ムード漂う中、円はジリ高

2020/07/15 6:00:00

 14日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台前半。
 15日に開催される日銀の金融政策決定会合の結果発表を待ちたいとの思惑から様子見ムードが漂う中、新型コロナウイルスワクチン開発への期待感などから円安・ドル高基調となる場面もあった。しかしその後は、米国で新型コロナウイルス感染の再拡大に歯止めがかからない中、フロリダ・アラバマ・ノースカロライナの南部3州で1日当たりの新型コロナ感染症による死者数がこれまでの最多を更新し、これを受けて相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対してジリジリと値を伸ばす格好。概ね1ドル=107円台前半での取引となった。
 ユーロは堅調。欧州連合(EU)首脳会議を前に、景気対策の巨額基金の進展への期待感が高まったことなどからユーロはドルなどに対して買われる格好となった。

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